ー原作「ガドルフの百合」との出会いについて教えてください。 そして初めて読まれた時の印象はいかがでしたか? 勅使川原:かなり以前です。 私が初めて「ガドルフの百合」読んだ時は、 若者の不安定な気持ちを反映して話が進むと感じた。 百合に象徴される直接触れることのない憧れと みすぼらしい自分との対比に、「生きる現実」を 表していると受け取っていた。 若者へ勇気を与える物語だと。 (続く...)