「羅生門」
アレクサンドル・リアブコが語る、振付家・勅使川原三郎

本格的なリハーサル開始まであと少し──。来日後、隔離生活を続けるアレクサンドル・リアブコは、自主レッスンとオンライン・リハーサルの日々。勅使川原とのリアルでの稽古の開始が待ちきれない様子です。勅使川原とのリアルな対面を楽しみにしている彼から、こんなコメントが届きました
 
 
勅使川原三郎さんにはまだ直には会えていないので、待ち焦がれているところです! 
スカイプでは何度か顔を合わせたのですが、ダンス、動き、役やキャラクターを解釈・定義する異なる面について、非常に興味深く刺激に満ちた話し合いをすることができました。
勅使川原さんとはこれまで一度も仕事をしたことがないので、今回が初の、ワクワクする初演になります。
これまでのところ、彼自身が踊っているいくつかのビデオをオンラインで見ることしかできていないのですが、彼の驚異的なボディ・コントロールと創造性、彼の身体を通して生まれる、浮遊し、流れる驚くべき動きのフィーリング、忘れ難いイメージの創造、あふれんばかりの詩情に魅了されています。
これまで私たちは一度も一緒に仕事をするチャンスがなかったので、彼が思い描く像を自分が体現することができるのか、とても不安でしたし、今もそうです。
新しい役を発見し創りあげるというチャレンジと可能性を思うと、身体中が興奮でいっぱいになります。これは私にとって全く新しいものになるでしょう。早くこの旅を始めて羅生門の世界に飛び込みたい。そしてこの旅が私たちをいかなる場所につれていくのか、それを見るのが待ちきれません。
 
アレクサンドル・リアブコ
 
 
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勅使川原三郎版「羅生門」
演出・構成・振付・照明・美術・音楽構成:勅使川原三郎
出演:勅使川原三郎、佐東利穂子、アレクサンドル・リアブコ(ハンブルクバレエ)
   宮田まゆみ(笙演奏)
原作:芥川龍之介『羅生門』より
 
詳細はこちらから:https://www.st-karas.com/schedule/
 
▶︎東京芸術劇場 WEBサイト
 
▶︎愛知県芸術劇場 WEBサイト

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