シアターX公演
「ガドルフの百合」
初日まであと4日

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空の切り抜き
photo by Saburo Teshigawara
 
 
 
宮沢賢治は目や耳にしたことに対してとても敏感で、
言葉への置き換えが鋭くユニークです。
色彩や距離感の描写も独特で、素晴らしいのですが、
音について言えば、ある状況での強調する音と、
同時に聴こえる微かな音とを
同等に扱っているように感じます。
耳にする全てを、まるで同じテーブルの上に
同じ価値ある音として読むことができ、
感じる世界が広がります。
それは視覚と聴覚に限らない全身の感覚に働きかけるからでしょう。
 
勅使川原三郎

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