ご予約はメールとお電話で受付中。
(詳細は画像をクリック。カラスアパラタスのページへ移動します)
今から2年前の夏、東京都杉並区に異変が起きた。いままでに
無かった空間が誕生したのだ。
荻窪駅のすぐ近くの商店街のビル、地上1階から地下2階まで
の自由に使える場所と出会った勅使川原は、半年の時間と多く
の方々のご協力を得て、何もない場所をギャラリー、スタジオ、
劇場、事務室をもつカラスの独自空間「アパラタス(装置の意
味)」に変貌させた。手作り、足作り、知恵作り、メンバーた
ちは時間を惜しんで24時間体制で夏のオープンに向けて準備
をしました。
以来、年中無休の「アパラタス」は皆さんの心臓のように止ま
ることがなく、呼吸をするようにダンスの稽古をして、創作と
公演をかさねることができました。芸術的発見は確かにありま
すが、「初めての喜び」や「繰り返される謎」といったことさ
え、「アパラタス」を訪れてくださる方々と共有する酸素です。
それは「調和をつくる」ということでもあります。いままで気
づきもしなかった「調和」、静かな驚きや微かな望みでもあり、
広大無辺な基盤になるのかもしれません。生きることや考える
こと、芸術つまり未知なる美への献身と言ったら言い過ぎでしょ
うか。
私たちの「実践」はまだ3年に入ったばかりですが、呼吸は振
幅自在に、歩みは活き活き気ままに、心臓は確かにリズミカル
に打ち、周りの空気や人々と喜びを共有しながら来るべき人々
や価値や世界へ向かって広がって生きたいと願っています。
今後もどうぞよろしくお願いします。
KARAS
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