Works / 活動紹介

エイシスとガラテア
ーヘンデル作曲ー

作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル

演出・美術・照明・衣装 :勅使川原三郎
指揮:レオナルド・ガルシア・アラルコン
主催 : フェスティバル・エックス・アン・プロヴァンス、エックス・アン・プロヴァンス・ヨーロッピアン・ミュージックアカデミー
共催 : フェニーチェ歌劇場、ヴェローナ・オペラアカデミー
後援 : ENOA
初演 : 2011年7月 フェスティバル・エックス・アン・プロヴァンス(フランス)
エイシスとガラテア
喜びや悲しみが揺れる、震える
それらを身体の中に閉ざしておけない
振動する生命
生命の流れ、血液の流れ
透明の血、水の流れ
溢れ出る水は愛情の血
身体は「限られた永遠」を彫刻する
まるで死が人に近づき、また離れるように
死から新たな流れが誕生する
森という身体
身体から溢れる響き
森の向こうに響く
闇の森から響く水の流れ
身体という森
森の向こうから流れる透明の血
死が向かうところ
血が蒸発するところ
水が蒸発するところ
生命と死が再び出会うところ
空には蒸発した透明の生と死が飛んでいる
それは風と呼ばれている
怒りが風に吹かれ
愛情が砕かれ蒸発し
水が湧き出る
愛情が流れる

勅使川原三郎
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