Works / 活動紹介

呼吸 -透明の力-

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演出/照明/美術:勅使川原三郎

出演:勅使川原三郎、佐東利穂子、川村美恵、ジイフ、鰐川枝里、加見理一、高木花文、山本奈々、加藤梨花、林誠太郎、他ワークショップ経験者たち
照明技術:清水裕樹(ハロ) 音響技術:三森啓弘(サウンドマン)
初演:2012年8月25日 KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>

上演時間:80分

主催:KARAS
共催:横浜アーツフェスティバル実行委員会
提携:KAAT 神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
一回一回の呼吸が世界と結びつく
そして数は消えてゆく
数を数えずに生きる
調和を恐れずに踊る
喜びの技術
絶え間ない呼吸とともに
限界ある生命
無限回の呼吸
透明な力
空気の微分
空気のダンス
ー勅使川原三郎
新作「呼吸ー透明の力ー」は勅使川原三郎が構築したダンスメソッドを基盤にしたメソッドそれ自体によって展開する。
それは「メソッドダンス」とよばれ、創作の基盤になる発想。
彼の挑戦的な考え方は今後も不変だ。
地面ギリギリまでつんのめりながら前進する仲間の傾斜は増すばかりである。
ギャラリー
レビュー(抜粋)
旬刊 音楽舞踊新聞 平成24年10月1日号   原田広美氏
(佐東の)そのダンスは、時に、生命力が飛び散るように速いが、軽やかな敏捷性に貫かれ、そこに緩急と伸びやかさや抽象的な変容とでも言うべき身体の表情の変化が加わる。また身体の軸は、もはやモビールのように変幻自在で流動的だ。これが、日本の勅使川原が生んだ、まさに空気を孕んだ奇跡のダンス。そして、それを支えるのが、作品タイトルの「呼吸」であろう。。。
。。。そして最後には、息を飲むほどの自在な動きで、「命の尊さと儚さ」を感じさせるまでの、佐東と勅使川原のダンス。その最も良質な部分も、「呼吸」と「身体感覚」への集中によって為し得たことを改めて思い知らされる。