Works / 活動紹介

ダンサーRの細胞

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監修・演出・振付・美術・照明:勅使川原三郎
出演:佐東利穂子、ジイフ、鰐川枝里、加藤梨花、林誠太郎、U18ダンスワークショップ・プロジェクト参加者

照明技術:清水裕樹(ハロ)
音響技術:三森啓弘(サウンドマン)
舞台技術:東京芸術劇場技術スタッフ
企画制作:東京芸術劇場/KARAS
主催:東京芸術劇場

初演:2013年1月26日 東京芸術劇場シアターイースト(小ホール1)

ダンサーRは 細胞である
セカイ ウチュウ 見た聞いた飲み込み飲み込まれたことがある
そして今 Rの細胞分裂 消滅と再生は異常な速度で行われ
孤独や混乱という感情が 手に負えぬほど振動する
微かな喜びにおののくRは 小さな身体たちとして独り独り点在する
全身の無数の細胞は 小さく小さく広がり

あらゆる方向へ伸び 縮み ねじれ ちぎれる そして柔軟に結合する

音楽に吸われ音楽を吐く 言葉に叩かれ言葉で撫でる
細胞の超音階の詩

ダンサーRは無方向に拡散する
ー勅使川原三郎

ギャラリー
レビュー(抜粋)
公明新聞 2013年2月16日   今野裕一氏
勅使川原三郎は、Rという名をもつ生命細胞、つまり佐東利穂子に自らの踊る遺伝子を移植しようとしているように見える。しかもクローン化ではなく、強化拡張して伝えようとしている。踊りは多く振付の型によって伝えられるものだが、微妙に劣化コピーされる。勅使川原は、そうならない方法を実験しているのだ。確信をもちながら。
 佐東利穂子はこの上まだ成長するとてつもないダンサーだが、振付ている勅使川原三郎もまた凄じく素敵な挑戦をし続けている。