Works / 活動紹介

One thousand years after

日本からキューバへの移民120周年を記念して国際交流基金が主催する、日本・キューバのダンス協働事業。公演は「ENCUENTROS」と名付けられたトリプルビルで行われました。
上演の際には、勅使川原三郎と佐東利穂子のデュエット作品「Lost in dance」も上演されました。
  
振付・演出・照明・衣装:勅使川原三郎
アーティスティック コラボレーション:佐東利穂子
 
出演:アコスタ・ダンサ
衣装:武田園子(Veronique)
 
主催:国際交流基金(ジャパンファウンデーション)、アコスタ・ダンサ、在キューバ日本国大使館、キューバ舞台劇術評議会
協力:KARAS
 
初演:2018年4月6日 グラン・テアトロデ・ラ・ハバナ「アリシア・アロンソ劇場」(キューバ)
One thousand years after
 
一千年後、世界はどうなるだろうか
一千年後、あなたはどうなっているだろうか
もちろんその時には、すでに死んでいるとあなたは考える
しかしもしあなたがまだ生まれていないとしたら、
あなたが一千年後に生まれるとしたら
あなたの目の前に何を見て、何を聞き、何をするのだろう
いや一千年たっても、まだあなたは生まれていないかもしれない
一千年後、月がどうなっているのだろう
地球は、宇宙は
しかし私は思う、予測することにあまり意味がないのではないか、と
まだ生まれていないかもしれない時を想像し、
いつ生まれるかを期待をもって静かに息をひそめている、
形をまだ持たないあなた
                         勅使川原三郎
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