Works / 活動紹介

忘れっぽい天使

構成 振付 照明 衣装 :勅使川原三郎
ダンス:勅使川原三郎 佐東利穂子
 
照明技術:清水裕樹(ハロ)
音響技術:三森啓弘(ミックスゾーン)
 
主催:有限会社カラス
企画制作:KARAS
特別提携:シアターX(カイ)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
 
上演時間:60分
初演:2019年12月 両国・シアターX
『「忘れっぽい天使」ポール・クレーの手』 勅使川原三郎
画家ポール・クレーの晩年に描かれた細い鉛筆の線による「天使」の連作がある。
晩年に身体の自由を失った詩人画家は、線画によって率直なる不自由を得た。
そして魂の自由の線が聴こえてくる。引かれた線はか弱くどこか行方知らずのよう、
同時に確かな線の構成でもある。ほとんど不可能といってよいほどの際どさに私は驚き
魅了された。作曲家ピエール・ブーレーズがクレーについて記している、「確固とした構造を特徴とするものと、ゆるんだ構造を共にするものを組み合わせてひとつの全体を
形作る。これは作曲の課題そのものでもある」と。そして私のダンスの課題でもある。
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