Works / 活動紹介

オブセション

http://st-karas.com/wp-content/uploads/2009/05/img_index_obsession2.jpg
演出/美術/照明/衣装/選曲:勅使川原三郎

出演:勅使川原三郎、佐東利穂子

上演時間:60分

初演:2009年5月29日 Festival Artrock, Saint Brieuc (France)

主催:KARAS

公演記録:
2009年カラマタ(希)、ウィーン(墺)

     2010年東京、兵庫、マルセイユ(仏)、レッジオ・エミリア(伊)

     2011年ジュネーブ(瑞)

     2011年ローマ(伊)

     2012年ル・アーブル(仏)、イスタンブール(土)、ブレダ(蘭)

     2013年アムステルダム(蘭)
     2014年ニーム(仏)、タルブ(仏)
     2015年ブタペスト(匈)
     2016年マカオ(中)
ごく当たり前の意識を引き裂く偏愛と深い感情の不可能な物語

裏返された身体によって、世界はその断片を見せる。

勅使川原三郎の身体がひび割れる。佐東利穂子の身体から振動する。

極限までの鋭い動きによって身体には感情の激しい亀裂が走る。

不条理によってしか有り得ない愛は、無邪気なほどあっけなく結晶体(死)として
季節の中に葬られる。

- 勅使川原三郎
ギャラリー
レビュー(抜粋)
読売新聞 2010/6/8 堤広志氏
ダンスが音楽の視覚化ではなく、演奏がダンスの伴奏でもない。音と動きが不即不離の関係を保ちながら共振する。まさに時間芸術でもあるパフォーミングアーツの神髄を見る思いだった。
東京新聞 2010/5/26 福田一平氏
どうしても触れられない解決なき焦燥。そして壊れてゆくものと蘇生するもの。優れた作者はその先の時間を、人間の摂理よりも、もっと大きな宇宙の循環哲理に託しているのだろうか。
ダンスマガジン 2010年 8月号 貫成人氏
ダンサーの身体とヴァイオリンの音色が舞台に生み出す情念は、誰か特定の人物に帰属されるべき感情とも、特定のストーリーによって説明される気持ちとも無縁だ。(中略)『オブセッション』に観客が見て取るのは、舞台を満たし、観客におよび、すべてを包み込む、いわば純粋情念の炎である。